| 友紀 的个人资料やさしさの記憶日志列表 | 帮助 |
|
2005/12/17 必要だった沈黙様々な功績を残したある高名な博士が、私財をなげうち、更に巨額の公的資金の援助を得て作り上げたある装置があった。 その発表会で「なにもしない装置」であるという博士の説明に、人々は税金の無駄遣いだと非難を浴びせた。しかし博士は「これこそ人類が最も必要としていた、人間的な装置」だとし、批判をものともしなかった。 とても人通りの多い広場に頑強に備え付けられたその装置は、円筒形で、腕が1本あり、へそにあたる部分にはボタンがあった。 人々が見守るなか、好奇心にかられたある一人がボタンを押したところ、腕が動きだし、引っ込んだボタンを引き戻し、また元の腕の位置に戻っただけだった。それ以来、誰がいつ試しても、結果は同じで、“なにも”しなかった。 ところが、なにもしないと分かってはいても、“出っ張ったものを押したくなる”のは人間の習性らしく、そこを通る多くの人や幼い子供までも、ついつい押していくのだった。 腕の動きを止めようとしたり、分解して仕組みを調べようと試みた者もいたが、巨額を投じ開発された特別な材質の装置には全く歯が立たなかった。 やがて博士も死に、何故このような無意味なものを作ったのかを知るものもいなくなった。 多くの月日が流れても、人々はボタンを押したくなる誘惑に負け、ボタンは押され続けた。
しかし、ついにボタンが押されなくなる日がきた。故障したのではなく、誰も押すものがいなくなったのだ。愚かな戦争で、押してはいけないボタンが押され、一瞬で地球上の人間はおろか生物は全て絶滅した。あらゆるものが朽ち果てていく中で、なにもしない装置だけは無傷であった。そして、沈黙の時を静かに待ち続けた。 誰もボタンを押さなくなってから千年が過ぎたことを、装置の内部のカウンターが確認した。それは全世界の人類の滅亡を確認する作業だった。装置は最初で最後の本来の働きをした。人類へ悲しみの言葉を語り、その後、葬送の曲を奏でた。曲が終わると、また元の沈黙が戻った・・・。 *************************************************************
以上は、子供の頃読んだ忘れられない短編小説、星新一の「ある装置」の粗筋です。
8月以来、休止告知することもなく更新されていないにも関わらず、今もここを訪れてくださった読者のかたがいることに、僕は驚きと感謝を禁じ得ません。 その方達のために、アドヴェンド(クリスマスシーズン)に再開することを少し前から計画していました。
ブログを巡回する際、チェックするのは最新記事だけというのがブログ読者の一般的な行動特性であることを考えると、クリスマス気分の高まる季節に、最新記事の日付が“8月30日”というのは、放置されている印象がより強いのではないでしょうか?
しかし、これは“必要な”沈黙でした。
ブログはこれで完成ということがなく、日々更新されていくものです。先述の行動特性からすれば、今日、よい記事が書けたとしても、更新されれば、どんどん後ろに追いやられ、誰の目にも留まらなくなっていきます。そのため、ブログ管理者が読者を意識し過ぎてしまうと、“最初に読まれる最新の記事をクオリティーの高いものにしよう”と、常によい記事を書き続けなくてはならなくなってしまいます。それを重圧に感じてくると、逃げ出したくなる人もいるのではないでしょうか。
また、これはブログに限らずネットコミュニティ全般にいえますが、身近な人には言えないほどに「落ち込んでいたり、辛かったりしたときに、それを正直に書くことで救われた」(眞鍋かをりさんの言葉)というように、匿名性をうまく活かせば、ブログを書くことが楽しみになります。
一方、匿名性ゆえに、記事の文面を読んだ(一部の)読者の想像上で、実際の感情や性格と違うキャラクターが一人歩きしだすようになると、管理者の真情と(一部の)読者に求められる像との溝が深まり、自分のブログであるにも関わらず、普段着のままの自分の居場所がなくなっていきます。こうした重圧に耐えられなくなった人は燃え尽きていくのではないでしょうか。(※ブログ先進国アメリカでは早くからそうした人が存在していました)
更新を休止した理由。
それは、自分にとってブログはどんな意味があるのかを知りたかったからです。それを知るためには、ブログと程好い距離感を持つことが必要でした。 もし、自分にブログを書くことが必要不可欠であるなら、なにもしないと分かってはいても、“出っ張ったものを押したくなる”人間の習性が、ひとつの装置のボタンをつい押してしまったのと同様に、再びブログを書くであろうと・・・。
※文中のピンクの文字をクリックすると、関連記事にジャンプします。 ※ 匿名性の例えに眞鍋さんの例をだすのは矛盾していますが、内容が素晴らしかったので、引用させていただきました。 评论 (38)
引用通告此日志的引用通告 URL 是: http://kimiyasu.spaces.live.com/blog/cns!68A71F1CBD5E9046!2861.trak 引用此项的网络日志
|
|
|